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◼新佐川急便株式会社 職務要約

東京佐川急便事件による債務問題で、基準資産額が赤字になり、旅行業免許の更新が出来なくなる。 独立会社のままで合併しない(赤字にならない)新佐川急便株式会社に旅客部全員で転籍。本社登録が大阪に変更された為、大阪責任者として転勤。

佐川サポートサービス株式会社 職務要約

平成12年2月、佐川急便の債務問題解消により、新佐川急便から佐川急便本社直轄となる。佐川サポートサービス(株)に旅行事業部を立ち上げ、全員で転籍。
主な業績:
旅行事業部を立ち上げ(メイン担当)、一般旅行業登録を取得米国研修旅行プログラムの開発と実施(従来の視察先にプラスして独自開発のルートで研修先を開拓)

◼佐川航空株式会社 職務要約

佐川急便グループのインハウス・エージェント※に入社
入社半年でハワイ社員旅行を獲得、初添乗
舶振興会(現:公益財団法人日本財団)
笹川会長海外出張見送りを担当
優秀社員表彰受賞
一般旅行業務主任者取得(現/旅行業務取扱管理者)

株式会社ぱれっと 職務要約

エンターテインメント業界で、革新的なマーケティング戦略の立案と実行を担当。
国仲涼子がNHK朝ドラ「ちゅらさん」のヒロインに抜擢されるなど、勢いに乗る
ライジングプロダクション系列のぱれっと入社の為、佐川を円満退社。タレント
マネジメントに新しいアプローチを導入し貢献。

◼ゼウス合同会社 職務要約

ぱれっと活動休止 (レピュテーションによる事実上の倒産、貸付金、給与未払い被害。)ゼウス合同会社を設立し、残ってくれたタレントとエージェント契約を結ぶ。
デジタルコンテンツ制作や イベントを中心に、クリエイティブな事業展開を推進。
アフターコロナの戦略として、生成AIの特性を活かした革新的な表現や、モダリティ
変換チェーンの最適活用をワクワクしながら探求、構想中。

  • インハウス・エージェントについて

  80年代から90年代のバブル崩壊まで、旅行会社へ支払っていた出張旅費を内部に還流させ、社員の福利厚生面やレジャー需要を取り込む
  目的で、相次いでインハウスエージェントの設立が活発化しました。しかし経営陣からの利用強制力に比例して、顧客のニーズを無視しが
  ちになり、スキルや専門知識を学ぶ意識も希薄になり、柔軟な対応力も熱意もない、追従だけが取り柄のエージェントがほとんどでした。

  • 1980年代の佐川急便

  佐川急便のドライバーは、配達や集荷、営業活動も担っており、彼らは「セールスドライバー(以下SD)」と呼ばれ、効率的な荷物の積み
  込み(配送時の逆順に積込む)や、荷主ごとの集配時間を把握するなど、高度なロジスティクス管理と対人スキルを求められる業務でし
  た。平均年収が1千万円を超える一方、非常に厳しい労働環境で知られ、約10名のSDに横乗り営業をさせてもらいましたが、その信頼関
  係から、エリア内の配達先の集荷担当者がすすんで社員旅行幹事を紹介してくれた為、多くの社員旅行を受注できました。

  • 横乗りした未婚SDの全員からのハネムーン受注(ひと月未満の繋がり関係から10年近く経って完結)

  新人時代に、横乗りしたSDの多様な人生に触れ、衛生要因のトレーニングができたのは貴重な財産でした。
  余談ですが、彼らの新婚旅行を依頼されることもあり、疎遠になってからも数年ごとに依頼が続きました。
  結果、横乗りした未婚のSD全員の新婚旅行の手配を任されることになりました。

  • 強み(優位性の活用と顧客満足度から顧客基盤の拡大へ)

  世界中を添乗した経験と、比例した数多くのトラブル体験で鍛えられた対応力と交渉力が強みです。
  手配力においても、仕事をくれる存在として業者から期待されるため、より良い条件を引き出し、特別扱いされた満足度の高い旅行体験
  を実現でき、リピーターと紹介客を増やす好循環を生み出しました。

  • いろんな会社を疑似体験する機会に恵まれ

  様々な業種の職場旅行を請け負う中で、多様な業界の雰囲気や内部事情に触れる貴重な体験がありました。
  それら自他の情報を活かし、フィードバックして危機管理レポートを作成、本社にて高評価を得ました。
  (JAL123便事故、比叡山延暦寺再建、イラク人質救出(トルコ航空)、平和相互銀行の住友銀行吸収事件)。

  • 東電設計(東京電力子会社)からの呼び出し

  平和相互銀行の多くの支店や、100社を超える不動産会社、太平洋クラブのキャディ慰安旅行など、インハウス・エージェントを持つ企業
  が抱える不満をついて受注していました。ある日、東電設計の上層部が「幹事に賄賂を渡しているのではないか」と誤解し、「総務旅行が
  あるからセールスに来て」と呼び出されました。プレゼン中に遮られ、「尋問するつもりで呼んだが、あなたにお会いしてお話を伺ったと
  ころ、どうして多くの部署があなたに依頼したのか分かりました。今期は黙認します。しかし来年は...」と謝罪されました。

  • 阿見ゴルフクラブでの取引 〜コンサルティングの分野に進出〜

  紹介営業を通じて、新設されるゴルフ場のキャディ採用と研修に関わりました。新卒者たちを対象に、秋の開業まで、ハワイ島や北海道
  トマム、筑波などの研修旅行により総額9,000万円規模の取引に発展しました。

  • 市販パッケージが基幹システムに勝つ 〜佐川サポートシステム旅行管理システム〜

  退職から数年後、自作した旅行管理システムの作り直しの相談を受けましたが、時間的余裕を作れない為に辞退したところ、グループ会社
  の佐川コンピューターシステムで2,000万円以上かかったとのこと。尚且つ使い勝手が悪く、以前できたことができない(SUM関数の応
  用)システムだったと報告されました。

  • 『ハリウッドと日本を結ぶオンラインオーディションシステム』を提案/2001年

  海外の映画やドラマの日本人役を他のアジア人が演じていることに違和感を感じ、それをビジネスチャンスと捉えました。シリコンバレー
  のインキュベーターにいるアントレプレナーと協力し、オンライン国際会議システムをアレンジして、海外の制作チームと日本の演者を
  マッチングできる『オンラインオーディションシステム』を提案しました。力不足で実現には至りませんでしたが、エンタメ業界の課題
  (閉鎖性や暗黙のルールの存在)を勉強する機会になりました。

  • 「ぱれっと」のタレントのホームページを専門学校の生徒に作ってもらう/2001年

  町田デザイン専門学校の実習授業にて実現。また、講師補助として学生の感性と接することで、業界と自分の感覚のずれに抱いていた蹉跌
  が解消し、自信を得ること副産物、副作用がありました。

  • 新潟県中越地震のチャリティとして、絵本「ぐりとぐら」(満島ひかりによる読み聞かせ/)を自動ページめくりするFlash Videoで制作。※避難所への動画配信は出版社の許可が降りず断念/2004年