resume

システムを作っちゃいました
大阪支社の社員旅行が拡大し、管理方法が追いつかなくなったため、リレーショナルデータベースアプリ「ファイルメーカーPro」を使って自作の管理システムを構築。試行錯誤の末、効率向上を実感し、達成感を得ました。

美術館での作品解説が隠れた得意分野
美術品の解説に興味を持ち、ルーヴル美術館やウフィツィ美術館の作品の裏話や時代背景を調べるように。現場での反応を見て、柔軟に解説を変えることを心がけています。

a man riding a skateboard down the side of a ramp
a man riding a skateboard down the side of a ramp
black blue and yellow textile
black blue and yellow textile

大学を出て初めて就職したのが佐川航空でした。
新設されたばかりの旅客部は、予想はしていましたが、旅行業界のスペシャリストがいなくて、新規事業を立ち上げるノウハウも実践経験もない状態だったんです。でも、この会社にはすごくいいところがありました。新人の突拍子もない提案でも「やってみろ!」と背中を押してくれる、情熱を大切にする社風があったんです。こだわりがあった私は、あえて佐川関連の旅行営業はしないことにしました。代わりに一般のお客様への新規営業を専門にやりたいと志願して、厳しい環境に身を置くことにしたんです。そこで思い切って提案したのが「ドライバーに同乗させてもらって、配達先で旅行の営業をやれないか?」というものでした。今思えばかなり斬新なアイデアでしたが、先輩が根回しをしてくれて、墨東店のドライバーに横乗りさせてもらうことができました。
一般のお客様に営業するために私が積み上げたもの
旅行にオリジナルはありません。例えばハワイ旅行でも「JALで行って⚪︎⚪︎ホテルのオーシャンビューで、食事なし...」ツアー名と値段以外は違うところはありません。そこで、営業と手配と添乗を同じ人間で出来れば『担当者』が違いでありイネイブラーになるかと考えました。
まず大切にしたのは、オフの時期なら、薄利でいいから予約を入れることで業者との信頼関係を築くことでした。そして繁忙期の需要を先読みして、募集旅行のように事前に宿泊施設を押さえておくスタイルを確立したんです。これが功を奏して、いい条件で予約が取れない他社との差別化ができ、そこも私なりのセールスの武器になりました。
営業から手配、添乗まで自分でやることで、幹事の方に「この人に任せておけば大丈夫」という安心感を持ってもらえるよう心がけました。
「営業はお客様がしてくれる」
これは狙って作った戦略ではないんですが、紹介してくださった方の顔を立てることを常に意識していたら、自然とお客様同士で私を紹介してくださるようになったんです。気がついたら、とてもいい循環が生まれていました。

◼佐川航空株式会社 旅客部

佐川急便グループのインハウス・エージェントに入社
入社半年でハワイ社員旅行を獲得、初添乗
舶振興会(現:公益財団法人日本財団)
笹川会長海外出張見送りを担当
優秀社員表彰受賞
一般旅行業務主任者取得(現/旅行業務取扱管理者)

昭和59年4月~平成5年11月
役職:営業、主任〜係長

◼新佐川急便株式会社 旅行事業部

東京佐川急便事件による債務問題で、基準資産額が赤字になり、旅行業免許の更新が出来なくなる。 独立会社のままで合併しない(赤字にならない)新佐川急便株式会社に旅客部全員で転籍。本社登録が大阪に変更された為、大阪責任者として転勤。
 平成5年11月~平成12年2月
役職: 管理職 旅行事業部店長、大阪責任者

a man riding a skateboard down the side of a ramp
a man riding a skateboard down the side of a ramp
black blue and yellow textile
black blue and yellow textile
佐川サポートサービス株式会社

平成12年2月、佐川急便の債務問題解消により、新佐川急便から佐川急便本社直轄となる。佐川サポートサービス(株)に旅行事業部を立ち上げ、全員で転籍。
主な業績:
旅行事業部を立ち上げ(メイン担当)、一般旅行業登録を取得米国研修旅行プログラムの開発と実施(従来の視察先にプラスして独自開発のルートで研修先を開拓)

成12年2月~平成16年
役職:東京責任者

専門視察旅行という新しいジャンルを開拓してみました

アメリカの企業研修プログラムを企画するとき、「税金対策のご褒美旅行」と思ったんです。せっかく行くなら、参加者が本当に学べて、持ち帰れるものがある視察にしたい。そう考えて、まずはテーマを明確に決めて、そのテーマに最適な企業を選ぶところから始めました。
一番こだわったのは、訪問先に「見せてもらう」のではなく、本当に意味のある交流ができる「つなぎ役」を見つけることでした。特定の企業に直接アプローチして、視察の目的を説明し、お金を払わずに(MBAプログラム以外は)本当に価値のある研修を実現できたときは、正直「やったー!」という感じでした。

専門性が認められて、ちょっと注目されました
DHLのメンフィス物流センターでの深夜視察は、今でも印象に残っています。通常の通訳の方では対応が難しい専門用語や、参加者からの突っ込んだ質問が飛び交う現場で、専用ガイドとして通訳補佐をさせてもらいました。アメリカのジャルパックの会議では、思いがけず注目していただいて。「営業なのに、こんな革新的な専門視察を日本の手配業者を通さずに個人でやってる人がいるよ」と話題にしてもらえたんです。メールでの交渉術も含めて、専門視察旅行の先駆者として評価していただけたのは、本当に嬉しかったですね。

印象に残っている企業との交渉エピソード
ウォルマートでは、アーカンソーの本社まで出向いて、J. Mc.Allister副社長と交渉しました。
副社長自身、物流視察で佐川急便の店舗見学の経験があった為、快く視察を受け入れてくださいました。その場で電話をかけて視察場所を決めるという決断力とスピードに感心しました。
アップルは特に思い出深いです。ジョブスが復帰した直後の時期「Think Different」をテーマに
設定して、前社長秘書のコネクションで実現。シリコンバレーのパロアルト本社近くのお寿司屋さんでジョブスにも会えました。
3Mでは「Innovation」を生み出す環境というテーマで、ケネディ部長にお世話になりました。
ミネソタ大学MBAでは、シンシア・メッシャー助教授の助手として、日本企業向けの顧客満足研修資料作りに参加させてもらいました。アカデミックな環境での仕事はいい経験になりました。スタンフォード大学MBAのリチャード・ダッシャー工学部助教授による「インキュベーターと産学官連携」の講義は、時代を先読みした視察になったと思います。

株式会社ぱれっと

国仲涼子がNHK朝ドラ「ちゅらさん」のヒロインに抜擢されるなど勢いに乗るライジングプロダクション系列のぱれっと入社の為、
佐川を円満退社。タレントマネジメントに新しいアプローチを導入し貢献。
※レピュテーションによりぱれっと活動休止

ゼウス合同会社

ゼウス合同会社を設立し、残ってくれたタレントとエージェント契約を結ぶ。
デジタルコンテンツ制作や イベントを中心に、クリエイティブな事業展開を推進。
アフターコロナの戦略として、生成AIの特性を活かした革新的な表現や、モダリティ変換チェーンの最適活用をワクワクしながら探求、構想中。

エンターテインメント業界で、革新的なマーケティング戦略の立案と実行を担当。モバイルサイトの立ち上げと公式登録
自社タレント(国仲涼子、国分佐智子、満島ひかりなど)を活用した携帯サイト「ぱれっとモバイルコミュニケーター」をauに公式登録。
タレントマネージメント
菅井玲、国分佐智子、宮本真希、美木良介、満島ひかり、早瀬久美、八反安未果、Naomi Grace、野地将年、井上幸太郎等を担当
black blue and yellow textile
black blue and yellow textile
独自のエンターテインメントイベントの企画・実施・配信
  
柔軟な思考と問題解決能力を磨く機会となりました。
コロナ禍で始めた挑戦

コロナでエンターテインメント業界は大変でしたが、「こんな時だからこそ何かできる」と独自のイベントを企画しました。振り返ると、この状況が私を鍛えてくれたと思います。「ピンチはチャンス」です。

心に残るイベントたち

ZEUS 6周年記念イベント(2021年12月2日、池袋のTheater Mixa) 制約の中で皆さんと力を合わせて実現できて感動しました。役者とアーティストのコラボ企画
3回のイベントを開催しました:

  • 「That's Entertainment!」(2022年1月19日) 役者とアーティストの異なる表現が融合するイベント。

  • 「幸せを呼び寄せる4つの因子」(2022年2月28日) 皆さんに少しでも幸福を届けたいという思い。

  • 「PEACE OF MIND」(2022年11月28日) 心癒される時間になればと思います。

Career Summary

  • インハウス・エージェントについて

  80年代から90年代のバブル崩壊まで、旅
  行会社へ支払っていた出張旅費を内部に
  還流させ、社員の福利厚生面やレジャー
  需要を取り込む目的で、相次いでインハ
  ウスエージェントの設立が活発化しまし
  た。しかし経営陣からの利用強制力に比
  例して、顧客のニーズを無視しがちにな
  り、スキルや専門知識を学ぶ意識も希薄
  になり、柔軟な対応力も熱意もない、追
  従だけが取り柄のエージェントがほとん
  どでした。

  • 1980年代の佐川急便

  佐川急便のドライバーは、配達や集荷、
  営業活動も担っており、彼らは「セール
  スドライバー(以下SD)」と呼ばれ、効
  率的な荷物の積み込み(配送時の逆順に
  積込む)や、荷主ごとの集配時間を把握
  するなど、高度なロジスティクス管理と
  対人スキルを求められる業務でした。
  平均年収が1千万円を超える一方、非常に
  厳しい労働環境で知られ、約10名のSDに
  横乗り営業をさせてもらいましたが、そ
  の信頼関係から、エリア内の配達先の集
  荷担当者がすすんで社員旅行幹事を紹介
  してくれた為、多くの社員旅行を受注で
  きました。

  • 横乗りした未婚SDの全員からのハネムーン受注(ひと月未満の繋がり関係から10年近く経って完結)

  新人時代に、横乗りしたSDの多様な人生
  に触れ、衛生要因のトレーニングができ
  たのは貴重な財産でした。余談ですが、
  彼らの新婚旅行を依頼されることもあ
  り、疎遠になってからも数年ごとに依頼
  が続きました。結果、横乗りした未婚の
  SD全員の新婚旅行の手配を任されること
  になりました。

  • 強み(優位性の活用と顧客満足度から顧客基盤の拡大へ)

  世界中を添乗した経験と、比例した数多
  くのトラブル体験で鍛えられた対応力と
  交渉力が強みです。
  手配力においても、仕事をくれる存在と
  して業者から期待されるため、より良い
  条件を引き出し、特別扱いされた満足度
  の高い旅行体験を実現でき、リピーター
  と紹介客を増やす好循環を生み出しまし
  た。

  • いろんな会社を疑似体験する機会に恵まれ様々な業種の職場旅行を請け負う中で、多様な業界の雰囲気や内部事情に触れる貴重な体験がありました。それら自他の情報を活かし、フィードバックして危機管理レポートを作成、本社にて高評価を得ました。
    ** JAL123便事故、比叡山延暦寺再建、イラク人質救出(トルコ航空)、平和相互銀行の住友銀行吸収事件 **

  • 東電設計(東京電力子会社)からの呼び出し平和相互銀行の多くの支店や、100社を超える不動産会社、太平洋クラブのキャディ慰安旅行など、インハウス・エージェントを持つ企業が抱える不満をついて受注していました。ある日、東電設計の上層部が「幹事に賄賂を渡しているのではないか」と誤解し、「総務旅行があるからセールスに来て」と呼び出されました。プレゼン中に遮られ、「尋問するつもりで呼んだが、あなたにお会いしてお話を伺ったところ、どうして多くの部署があなたに依頼したのか分かりました。今期は黙認します。しかし来年は...」と謝罪されました。

  • 阿見ゴルフクラブでの取引 〜コンサルティングの分野に進出〜

  紹介営業を通じて、新設されるゴルフ場
  のキャディ採用と研修に関わりました。
  新卒者たちを対象に、秋の開業まで、ハ
  ワイ島や北海道トマム、筑波などの研修
  旅行により総額9,000万円規模の取引に
  発展しました。

  • 市販パッケージが基幹システムに勝つ 〜佐川サポート旅行管理システム〜

  退職から数年後、自作した旅行管理シス
  テムの作り直しの相談を受けましたが、
  時間的余裕を作れない為に辞退したとこ
  ろ、グループ会社の佐川コン ピューター
  システムで2,000万円以上かかったとの
  こと。尚且つ使い勝手が悪く、以前でき
  たこと(SUM関数の応用)ができないシ
  ステムだったと報告されました。

Episodes

  • 『ハリウッドと日本を結ぶオンラインオーディションシステム』を提案/2001年

  海外の映画やドラマの日本人役を他のアジア人が演じていることに違和感を感じ、それをビジネスチャンスと捉えました。シリコンバレーのインキュベーターにいるアントレプレナーと協力し、オンライン国際会議システムをアレンジして、海外の制作チームと日本の演者をマッチングできる『オンラインオーディションシステム』を提案しました。力不足で実現には至りませんでしたが、エンタメ業界の課題(閉鎖性や暗黙のルールの存在)を勉強する機会になりまし。

  • 「ぱれっと」のタレントのホームページを専門学校の生徒に作ってもらう/2001年、町田デザイン専門学校の実習授業にて実現。また、講師補助として学生の感性と接することで、業界と自分の感覚のずれに抱いていた蹉跌が解消し、自信を得ること副産物、副作用がありました

  • 新潟県中越地震のチャリティとして、絵本「ぐりとぐら」(満島ひかりによる読み聞かせ/)を自動ページめくりするFlash Videoで制作。※避難所への動画配信は出版社の許可が降りず断念/2004年